放出した26歳が覚醒…ド軍が犯した「最大の過ち」 逸材に出場機会なし、銀河系軍団の弊害

カブスのマイケル・ブッシュ【写真:ロイター】

ドジャースからカブスにトレード移籍したブッシュが打率.317&6本塁打

カブスのマイケル・ブッシュ内野手が、新人王候補筆頭に急浮上した。今年1月にドジャースからカブスにトレード移籍すると、ここまで18試合に出場して打率.317、6本塁打、13打点、OPS1.067の大暴れ。一方、放出したドジャースでは、ブッシュと定位置を争ったギャビン・ラックス内野手が苦しんでいる。

米全国紙「USAトゥデイ」は、「LAでスーパースターたちに打ちのめされた後、シカゴ・カブスで『ダメージを与えている』」との見出しで伝えた。「シカゴの街はロサンゼルスからの贈り物を喜んでいる。ドジャースはブッシュをプレーさせる機会がなかった。このトレードは、ドジャースにとっては将来的な利益をもたらすかもしれないが、今のところ、カブスにとっては信じられないようなもうけ物のように見える」と指摘している。

また、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」は「なぜドジャースはマイケル・ブッシュをトレードしたのか――彼らの損失がカブスの利益となる理由」との見出しで分析。ドジャースはFA市場でテオスカー・へルナンデス外野手を獲得したために40人のロースター枠を空ける必要があったこと、ブッシュの攻撃力の評価は高かったものの、守備の将来性に疑問があったことなどを挙げている。

ブッシュの覚醒にSNS上のファンも複雑。「ブッシュではなくラックスを選んだことは、アンドリュー・フリードマン(編成本部長)にとって最大の過ちとなるかもしれない」「ブッシュをキープすべきだった」「ドジャーズは今、本当に彼を失ったことを後悔しているだろう」「チームが変わることが、選手にとって必要なこともある」といった声があがっている。(Full-Count編集部)

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