「使いやすくていざという時に役に立つシステムを」 広島県と鳥取県が総合防災システム協定 県境またいだ共同構築は全国初

広島県と鳥取県は共同で防災情報システムを構築する協定を結びました。県をまたいだシステム構築は、全国で初めての試みだということです。

広島県と鳥取県が目指す共同の総合防災システムとは、気象や被害の情報を集約して地図上で重ね合わせて表示することで、概況を視覚的に把握できるようにするものです。

それぞれの市や町や警察・消防・自衛隊などが必要とする情報が自動で集約されるようになれば、伝達や共有が可能となり、災害時にスムーズな連携が取りやすくなることが期待されています。

広島県 湯崎英彦 知事
「例えば広域応援に来るのに、『ここの道路通れない』とかですね、そういうこともわかるので、迅速な広域の支援ができる」

鳥取県 平井伸治 知事
「ぜひとも、使いやすい、それで命を救ったり財産を守ったり、いざという時に役に立つ、そんなシステムを目指していければと思います」

システム構築は、西日本豪雨がきっかけで、今後は中国地方のほかの県も参画する可能性があるということです。

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