「サポートカー限定免許」宮城県内で初めて交付〈宮城・気仙沼市〉

高齢ドライバーの事故防止のため、安全機能を備えたサポートカーに限定した運転免許証が、4月19日、宮城県内で初めて交付されました。

このサポートカー限定免許は、おととし5月に始まった制度で、自動ブレーキやペダルの踏み間違い防止装置などの安全機能を備えた車のみ運転することができます。

宮城県内第一号のサポカー限定免許の保有者となった、気仙沼市の鈴木福雄さん(85歳)。取得のきっかけは去年11月に起こした物損事故でした。

鈴木福雄さん(85)
「安全に運転するには気をつけたほうがいい」

多くの人にとって生活に欠かせない車。一方で、サポカー限定免許の取得には、新しい車への買い替えが必要な場合もあることから、去年9月末の時点で、全国で取得した人は、わずか39人に留まっています。

気仙沼警察署 伊東翔太交通課長
「運転免許証の自主返納までの中間的な選択肢として活躍が期待されるので、ぜひ活用の検討をしてほしい」

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