坂上忍 愛犬サンタ1月に死去 首噛まれ「血タラタラ」タートルで隠し「バイキング」出演していたとも明かす

 坂上忍

 俳優・坂上忍が19日、フジテレビ系で放送された「坂上どうぶつ王国」に出演。今年1月末に亡くなった愛犬「サンタ」(筑波サンタ)くんとの7年間の思い出を振り返った。

 2017年、テレビ番組で、シェルターと呼ばれる保護施設を訪れ、猟犬だったサンタと出会った坂上。飼い主に捨てられ、山で放浪し、猪の罠(わな)にかかってしまい、前左脚を負傷。脚を切断することになっていた。坂上が保護活動を始めるきっかけになったのがサンタだった。

 坂上が仕事終わりで酔って帰宅した17年12月、事件が起きた。いつものリビングでなく玄関にいたサンタを抱っこして「みんな(ほかのきょうだい、犬たち)のところに」と連れて行こうとした瞬間、「首噛まれた、ガブッと」。

 「噛んでるところ離してくれたんだけど、血がタラタラたれてて、4つぐらい穴が開いて…。その瞬間、明日もう『バイキング』休まなきゃいけないのかな、って焦って」。噛まれたことを隠すため、「2週間ぐらいとっくり着て…」と17年12月5日からの2週間近く、首を隠すタートルを着てMCを務める「バイキング」に出演していたことを明かした。

 シェルターから引きとった7年間で絆を深めたサンタくんだが、今年1月に虹の橋を渡った。推定9歳。坂上は「僕が今、こうやって動物の保護活動をやれるのも、ここに導いてくれたのも、サンタいなかったらこうやっていなかった。感謝しかない」と話した。

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