北京ハーフマラソンで発生した八百長騒動で、昨年の杭州アジア大会覇者の何傑(中国)ら4選手が成績取り消しとなった。
同大会では、ゴール直前でケニア選手2人とエチオピア選手1人と何がトップ集団で走っていた。しかし、ケニア選手の1人が何に「行け、行け」と手で合図。その後、何がトップに出ると、アフリカ勢3人は追い抜こうとはせず、そのまま何が優勝した。
この場面が中国SNSのウェイボー上などで拡散すると非難が殺到。「八百長」「こんな愚かなことが起こるとは」と大ブーイングとなった。
中国メディア「界面新聞」などによると19日、大会組織委員会が調査結果を発表。3人のアフリカ選手はスポーツメーカー「Xtep」社が推薦したペースメーカーだったが、同社が主催者側に彼らがペースメーカーだと明確に特定しなかったため、特別招待選手のゼッケンを付けて走ってしまったという。
組織委員会は優勝した何とアフリカ選手3人の成績を取り消すことを発表。主催会社の主催資格や「Xtep」社のパートナー契約を取り消すことになった。
選手たちがとんだとばっちりを受けてしまった。