2024年2月に閉園した静岡県沼津市にある水族館「あわしまマリンパーク」は、オーナーの企業が保有していた株式を譲渡し、営業再開に向けて、新しい社長が就任したことが分かりました。
「あわしまマリンパーク」は2月に閉園しましたが、営業再開を目指して、生き物の餌代などとして、クラウドファンディングで資金を募りながら、運営の引き受け先などを探していました。
関係者によりますと、そうした中、4月中旬、放送作家やプロデューサーなどとして活動する今村クニトさんが「あわしまマリンパーク」の株式を保有していたオーナー企業から、株式の譲渡を受け、新たな社長に就任したということです。
今村さんは4月19日、あわしまマリンパークを訪れ、現在働いている従業員に対し、株式譲渡を受けて、新しく社長になったことなど経緯を説明し、地元住民にも挨拶をしたということです。
新社長の誕生について、従業員の一人は「閉園後の1～2か月、良い結果がなかなか出せていなかったが新たに社長になってくれる人が見つかってよかった。うれしい知らせ。再開に向けての第一歩が本当に踏み出せそう」と話しました。
