人気でGW混雑か “メッツァ”が運営するバーベキュー施設「リバランタ飯能」、周辺2エリアに分けて楽しめる 「デイキャンプ&BBQエリア」は火を使用可、「親水エリア」は火禁止でピクニック&川遊び満喫

バーベキューの火気使用を巡り実証実験が行われるリバランタ飯能の周辺=12日午前、飯能市内

 埼玉県飯能市と「メッツァ」は、同社が入間川沿いで運営するバーベキュー施設「リバランタ飯能」周辺の砂州(さす)の適切な利用に向け、20日から実証実験を行う。バーベキューを行う際の火気について、使用可能なエリアと使用を禁止するエリアに分け、ごみの放置や直火による自然環境への影響を抑止していく。

 リバランタ飯能は飯能河原の上流部の堰(せき)付近に位置し、バーベキューの利用客らが訪れる。入間川沿いでは3月、リバランタ飯能周辺から本郷浄水場(同市飯能)近くにかけて、長さ563メートルの遊歩道が設置された。ゴールデンウイークや夏休み期間中には多くの人が訪れることが見込まれる。

 一方でごみの放置や不法投棄などによる住環境の悪化、直火の使用による自然環境の悪化なども懸念されるという。

 実証実験の区域は施設周辺の砂州約3千平方メートル。下流側の「デイキャンプ&BBQエリア」は火気の使用が可能なエリアとし、午前10時半~午後4時とする。直火による利用はできない。

 岩根橋に近い上流側は、川遊びやピクニックが自由に楽しめる「親水エリア」とし、火気の使用を禁止する。

 デイキャンプ&BBQエリアの利用料金は、大人(中学生以上)千~1500円、小学生400~600円など。予約1件につき6人まで利用が可能。

 実証実験は地元の自治会などで構成される「飯能河原利用調整協議会」での協議を踏まえ、実施することとなった。市とリバランタ飯能は「周辺環境の保全とともに、飯能河原上流部の自然空間の磨き上げにも寄与できる仕組みを目指す」としている。

 メッツァは飯能市内で、北欧ライフスタイル施設「メッツァビレッジ」を運営している。

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