【F1】「2025年に職を失うドライバー5人」を英紙が選出、中国の周冠宇やハース勢も

ザウバーの周冠宇(ロイター)

F1で「2025年に職を失うドライバー5人」を英メディアが選出した。

来季に向けてドライバーの移籍市場が活発化する中で、英紙「エクスプレス」が新たな契約を勝ち取れない選手として「5人のF1ドライバーが2025年に職を失う可能性がある」と題して特集した。

「ザウバーの周冠宇とバルテリ・ボッタス、ハースのケビン・マグヌッセンとニコ・ヒュルケンベルグ。4人ともにドライバーズチャンピオンシップの順位の下位に位置している」と指摘。ハース勢は小松礼雄代表のもとで健闘しているとはいえ、それはチームの力であり、来季に向けてはドライバー編成を変更してくるとの見立てだ。

また、5人目には「ウィリアムズのローガン・サージェント」を選出。「彼はシーズン最初の4戦を終えてプレッシャーが増大しており、一部ではウィリアムズがシーズン途中でサージェントを放出する可能性があるとの噂もある。アンドレア・キミ・アントネッリがサージェントの後任としてメルセデスからのレンタルで事実上加入する可能性があるとも示唆されており、米国人選手は苦悩している」とこちらも厳しい状況だ。

そして同紙は〝番外編〟として「危険にさらされているドライバーの数が5人を超える可能性がある」とある選手の名前を挙げる。「グリッド上では、もう一人プレッシャーにさらされているドライバーがいる。ダニエル・リカルドにとって問題を引き起こす可能性がある」

リカルドは今季の開幕から不振が続いており、中国グランプリ(GP、20日=スプリント、21日=決勝)が〝ラストチャンス〟とも言われている。つまり、まもなく解雇される可能性が高いため、今季を全うできないとの予想から5人とは異なる位置づけにしたようだ。

来季に向けては育成の有望株も次々に台頭しており、F1ドライバーの大幅な入れ替え劇が起きるかもしれない。

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