「忘れられない体験を」グランピングなど楽しんで!鳥取砂丘エリアに待望の滞在型観光施設完成(鳥取市)

鳥取砂丘の西側エリアに、グランピングやキャンプが楽しめる宿泊施設が完成しました。待望の滞在型観光施設の誕生です。

鳥取砂丘の西側エリアに完成した「ヤマタ鳥取砂丘ステイション」。19日に鳥取県の平井知事や運営会社の関係者などが集まり、完成を祝いました。

ヤマタ鳥取砂丘ステイション・山田雄作社長
「今まで宿泊施設が不足していた中で、どうしても滞在してもらいにくいというところがあったが、これを機に滞在型の観光をしていただくところにつなげていきたい」

鳥取砂丘ステイションは、キャンプ場や管理棟など県と市が所有する3つの施設を複合的に活用。グランピングができるグランドーム「砂優(さゆう)」、フリーサイトキャンプ場のキャンプビレッジ「砂育(さいく)」、そして管理棟を兼ねるゲストハウス「砂縁(さえん)」の3つの施設で構成されます。

作野俊介記者
「こちらはグランピングのドームテントです。中に入りますと…とても広くて開放的です」

6棟あるドームテントは高さ4.1m、直径7mで広々とした空間。最大6人まで宿泊でき、それぞれに専用の食事スペースもあり、雨の日でも快適に過ごせるといいます。
キャンプビレッジ「砂育」は、約50のテントが設置できるフリーキャンプサイト。事前予約でキャンプ用品がレンタルできるほか、バーベキューの食材も買うことができ、初心者でも安心して利用ができるといいます。
そしてドミトリールームや和室など15部屋が用意されたゲストハウス「砂縁」。
宿泊料金は、1人2750円からと利用しやすい価格設定です。

鳥取砂丘の西側エリアには、2023年に情報発信の拠点となる「フィールドハウス」がオープンしたほか、高級リゾートホテルが2026年度に開業を予定するなど開発が進んでいます。

平井知事
「砂丘は東西16キロに及ぶ非常に広いものであり、これを使いこなさなければならない。砂丘の東西合わせた一体的な整備そして利用を進めていけるよう市と協力していく」

施設のコンセプトは、「幅広い旅行者に、忘れられない体験を」。大規模な宿泊施設がなかった砂丘エリアに誕生した新たな観光拠点。滞在型観光の活性化に期待がかかります。グランドオープンは今月27日です。

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