【AI動画】二十四節気「穀雨」

【AI動画】二十四節気「穀雨」

 【新華社北京4月19日】「穀雨」は二十四節気の6番目で、春の最後の節気とされている。ボタンの花は「穀雨(こくう)花」とも呼ばれる。中国山東省菏沢(かたく)市や河南省洛陽市では、穀雨の時期にボタンの花が見頃になる。

 穀雨は「雨生百穀(春雨が百穀を生む)」という言葉に由来する。この時期は田畑に植えたばかりの苗や、まいたばかりの種が最も雨の潤いを必要としている。

 言い伝えによると、黄帝の時代に字をつくった倉頡(そうけつ)が「天下の民が食べる物に困らないよう五穀豊穣がほしい」と天に願い出たところ、翌日、穀種が雨のように降った。穀雨の日に倉頡を祭ることが千年以上続く民間の伝統となっており、倉頡の故郷である陝西省白水県では「倉頡廟会(びょうえ)」が毎年開かれる。

 穀雨の日に摘んだ新鮮な茶葉から作った「穀雨茶」は、葉がみずみずしい青緑色で柔らかく、さまざまなビタミンやアミノ酸を豊富に含む。

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