Z世代の環境アクティビストたちの命懸けの石油パイプライン爆破を描く映画『HOW TO BLOW UP』本予告解禁

映画『HOW TO BLOW UP』ポスタービジュアル(C)Wild West LLC 2022

ダニエル・ゴールドハーバー監督の映画『HOW TO BLOW UP』より、作品の全貌が明らかになる本予告と、NEON制作の緊迫感あふれるポスタービジュアルが解禁された。

本作は、Z世代の環境アクティビストたちの命懸けの石油パイプライン爆破を描き、FBIから「テロを助長する」と警告されたエコスリラー。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のダニエル・シャイナート、『ラストナイト・イン・ソーホー』のエドガー・ライトらが年間ベストに挙げ、賛否両論を巻き起こしながらもスマッシュヒットを記録した。

環境破壊に人生を狂わされたZ世代の環境活動家たちが、石油パイプラインを破壊する大胆な作戦を実行する。やがて過激な決意が、友人、恋人、苦難に満ちた物語を持つ仲間たちを巻き込みながら暴力の象徴(=パイプライン)を爆破するという大胆なミッションへと結びついてゆく。若い世代のエネルギーは、予期せぬ混乱を招きながら、爆発的フィナーレへと疾走する。

監督を務めるのは、気候科学者の両親を持ち、気候変動についてのドキュメンタリーからキャリアをスタートさせたダニエル・ゴールドハーバー。環境問題の緊急性を鑑み、構想からわずか19ヵ月でスクリーンに命を吹き込んだ。

キャストには『マーベル ランナウェイズ』で社会活動家のGert Yorkesを演じたアリエラ・ベアラー、カンヌ映画祭でグランプリを受賞した『アメリカン・ハニー』主演のサッシャ・レイン、『ユーフォリア』『ホワイト・ロータス』『YOU』の人気俳優ルーカス・ゲイジ、『アイム・スティル・ア・バージン』『アシスタント』のクリスティン・フロセス、『レヴェナント:蘇えりし者』でレオナルド・ディカプリオの息子を演じたフォレスト・グッドラックら新しい才能が集結した。

本予告では、前半部分でパイプラインの爆破計画に参加する参加者たちが紹介される。異常気象で母親を亡くしたソチ、環境ドキュメンタリーの制作に関わるショーン、独学で爆弾を作っているマイケル、パイプライン建設のために政府から家の土地を奪われたドウェイン、工場による大気と水の汚染が原因で急性骨髄性白血病を患ったテオテオの献身的な恋人アリーシャ、そして反抗的なエコテロリストのカップル、ローガンとロウアンだ。

彼らは社会に構造的なダメージを与えることで問題への抜本的な変化をもたらすため、誰も傷つけず、環境も汚染することなく、石油パイプラインを爆破するという任務を秘密裏に遂行する。後半でDos Monosの完全未発表音源と共に流れるセリフ「人々を犠牲にし利益を得るものたちに注告するのだ。企業は私たちを野蛮だと責めるだろうが、これは当然の行動だ。自己防衛のための正義なのだ!」という呼びかけは、果たして今の社会に対してどのような意味を持つのだろうか?

あわせて解禁されたのは、『パラサイト 半地下の家族』『燃ゆる女の肖像』『TITANE/チタン』『落下の解剖学』などを配給した新進気鋭の映画会社NEONが制作したデザインを使用した新ビジュアル。パイプラインを爆破するための爆弾を運ぶ主人公たちの姿が、緊張感を持って描かれている。

さらに、映画監督や各メディアのコメントも到着。コメントは以下の通り。

■エドガー・ライト(『ベイビードライバー』『ラストナイト・イン・ソーホー』)

絶対に見逃せない、今年のベストの1つ

■ダニエル・シャイナート(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)

重要で緊急、素晴らしいスリラー!

■デヴィッド・ロウリー(『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』『グリーン・ナイト』)

今年のベスト映画の1本

■ROLLING STONE

この映画がZ世代を急加速させるだろう

■The New York Times

この作品は「文化的なランドマーク」となった

■VICE

まさに、今見られるべき映画

映画『HOW TO BLOW UP』は、6月14日より劇場公開。

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