ノロウイルスによる感染性胃腸炎の発生 利用者と職員あわせて12人が嘔吐や下痢<岩手・盛岡市>

岩手県盛岡市は4月19日、市内の児童福祉施設で感染性胃腸炎が集団発生したと発表した。
利用者と職員あわせて12人が嘔吐や下痢等の症状を訴えているという。

盛岡市によると、4月15日に市内の児童福祉施設(利用者・職員50人程度)から複数の利用者と職員に嘔吐や下痢等の症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、4月7日から15日までに、利用者9人と職員3人のあわせて12人に嘔吐や下痢等の症状があったことがわかった。

保健所が調べた結果、症状のある1人からノロウイルスが検出された。
給食を原因とする食中毒の可能性は低いという。

また、症状のある人は回復または回復に向かっているという。

盛岡市は感染対策として、調理前や食事前には石けんで十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクや使い捨て手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒することなどを呼びかけている。

© 岩手めんこいテレビ