ピエール瀧の演技が「コカ以前、コカ以後」で変化? 石野卓球のほっこりエピソードに反響

4月17日、ナイツの塙宣之と土屋伸之がパーソナリティを務めるラジオ番組『ナイツ ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)に、電気グルーヴの石野卓球とピエール瀧がゲスト出演。卓球が瀧を「すごい良い役者だな!」と語り、反響を呼んでいる。

同放送では、塙が卓球に「基本的に瀧さんの演技は昔から見るのが恥ずかしいって言っていましたよね?」と問いかけると、卓球は「昔は身内が出ているのを見るのが恥ずかしくて」「あと、粗探しをしちゃうんで、あんまり良くないなっていうんで、ずっと見てなかったんですよ」などと、相方の演技が見られなかった理由を複数告白。

しかし、ごく最近、「ストーリーに没入できるようになりました、瀧が出てても」といい、今月には瀧が出演するNetflixドラマ『サンクチュアリ -聖域-』(昨年5月より配信開始)も見たばかりだという。

この心境の変化について、卓球は「あの一件以降、多分向こうから瀧に依頼をするのって、やっぱある程度理解している人じゃないですか」「瀧じゃなきゃできない(役どころが来る)」などと分析。

一方、何年も前の出演作を見返す気にはならないようで、「“コカ以前”まで行くと、またちょっと粗を探しちゃうんじゃないかなっていう(心配がある)。禊が済んでからの瀧は、やっぱり生まれ変わったなっていう」と理由を探りつつ、「俺が今一番ハマってるのは、役者・ピエール瀧ですよ(笑)」と身内の活躍を誇らしげに語っていた。

ピエール瀧、公開中の主演映画『水平線』の評判は?

ネット上では、このトークが反響を呼んでおり、「卓球さんが俳優としての瀧さんの魅力に気づけたエピソードにほっこり」「卓球がP瀧をコカ以前、コカ以後で分類するのヤバすぎ。やっぱり電気グルーヴ最高」といった声が見られる。

瀧といえば、2019年3月に麻薬取締法違反容疑で逮捕され、同6月に懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を受けることに。

当時、この影響で、逮捕時に出演中だったNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』などのレギュラー番組を降板。

以降も、ディズニー作品『アナと雪の女王』シリーズのオラフ役の声優が変更になったり、キャラクターモデルを務めていた『JUDGE EYES:死神の遺言』が別の俳優に差し替えられるなど、多くのメジャー作品に影響があり、「干されるのではないか?」と心配するファンも見られた。

しかし、その後出演した『サンクチュアリ -聖域-』『忍びの家 House of Ninjas』といったNetflixドラマで見せた演技が高い評価を受けたほか、昨年は出演映画が2本公開に。

現在は、小林且弥監督が手掛ける主演映画『水平線』が公開中で、ネット上では「再生の物語を、いろいろあったピエール瀧が演じるからこそグッとくる」と作品への賛辞も相次いでいるようだ。

逮捕によって表舞台から姿を消す役者もいる中、演技力が改めて評価されている瀧。今後も「ある程度理解している人」からのオファーは途切れなさそうだ。

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