中田英寿の“大物感”に脱帽「スーパーマン来た」 元五輪戦士が回想「ヒデさんだけ1人部屋」

稲本潤一が中田英寿氏に言及【写真:Getty Images】

元日本代表MF稲本潤一、シドニー五輪世代で中心選手だった中田英寿氏に言及

元日本代表MF稲本潤一が、パリ五輪を目指すU-23日本代表の応援番組に出演。自身の出場した2000年シドニー五輪世代で中心選手だった中田英寿氏のことを語った。

アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップはカタールで開催され、16チームを4組に分けたグループリーグを実施して各組の2位以上が準々決勝に進出する。パリ五輪へは3位以内のチームが出場権を獲得し、4位のチームはギニアとの大陸間プレーオフに回る。日本はB組に入り中国、アラブ首長国連邦(UAE)、韓国と対戦する。日本は4月16日の初戦で退場者を出しながら中国に1-0で勝利してスタートした。

稲本は初戦での決勝ゴールを決めたMF松木玖生について「プレーで引っ張っていける選手。見ていてすごく周りがついていこうと思える選手だし、点を取る感覚、苦しい時に頑張れる選手。技術や戦術も優れていると思うけど、自分のチームが苦しい時に力を発揮できるのは重要だと思う」と話す。

また、稲本は「経験の多い選手、海外でやっている選手は僕らの時はヒデさん(中田英寿氏)しかいなかった。何人か来ていない選手もいると思うけど、確実に多くなっていると思うので、経験値としては僕らの時より上だと思う」とした。

そして、シドニー五輪予選当時の中田氏の存在感について「無口なんですけどプレーの力強さはいなかった、あれくらいグイグイ行く人は。途中からオリンピックに入ってきたけど、スーパーマン来たかなって。ペルージャ(当時イタリア・セリエA)でバリバリやっている時だけど、プレーとオーラ。ヒデさんだけ1人部屋で、荷物の量もすごかった」と話していた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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