全日本空輸(ANA)は2024年4月19日、シンガポール航空と実施する共同事業に向け、国土交通省から条件付きのATI(独占禁止法適用除外)認可を取得したと発表しました。
共同事業では、日本とシンガポールおよびその他対象国との路線において、路線計画の共同作成や運賃体系共通化、対象路線の収入の再配分などを実施。これにより、効率的な路線計画、乗り継ぎ接続の改善、2社の運航便を併用した旅程の選択肢拡大などによる利便性向上を図ります。
© FlyTeam かずまっくすさん成田国際空港 2024年2月11日撮影 9V-SKV エアバスA380-841 シンガポール航空
■ANA・シンガポール航空 共同事業対象路線(2024年1月現在の就航路線)
<国際線>
羽田/シンガポール、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、シドニー、デリー
成田/シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、ムンバイ、パース
関西/シンガポール
中部/シンガポール
<国内線>
上記国際線に接続するANA国内線
※2社の子会社であるピーチ、AirJapan、スクートによる運航路線は対象外
ANAとシンガポール航空はシンガポールおよびその他の対象国でもATIの認可を申請しており、いずれも現在審査中としています。