鳥取地検、初の女性検事正が着任「検察庁は女性活躍できる場と実感」 鳥取出身としても初めて

着任会見で意気込みを話す山上真由美検事正=鳥取市西町3丁目、鳥取地検

 鳥取地検の山上真由美検事正(56)が19日、着任会見を開き「関係機関と連携を綿密にし、県民が安心して暮らせる社会の実現を目指す」と意気込みを語った。鳥取県出身の山上検事正は、鳥取地検で初めての女性検事正で、県内出身者の検事正就任も初めてという。

 会見では、新任検事の約半数が女性である現状に触れ「検察庁は女性が活躍できる場になっていると実感している」と話した。また、大学で法学部に進む学生が減っているとし、検察官が出前授業で学校に出向き、小、中学生などに法曹関係の仕事に関心を持ってもらう取り組みを進める考えを示した。

 山上検事正は大阪大法学部卒。大阪地検交通部長や大阪高検総務部長、福岡地検小倉支部長などを務め、15日付で着任した。

© 山陰中央新報社