松本潤、舞台出演で「嵐の25周年ライブ」消滅か…「すでに会場押さえた」と真逆の報道も

嵐の松本潤が、13年ぶり舞台に出演することが発表された。東京を皮切りに、北九州、大阪、英ロンドンで公演が予定されているが、この発表によって「嵐の活動再開と25周年記念コンサート」が消滅する可能性が高まったと指摘されている。その一方で「秋にコンサート開催予定で会場も押さえている」との報道もあり、情報が錯綜しているようだ。

松本が出演するのは、野田秀樹氏が率いる「NODA・MAP」の最新作『正三角関係』。長澤まさみ、永山瑛太らとの共演で、7月から10月にかけて東京、北九州、大阪で公演し、10月31日~11月2日にはロンドンの由緒あるサドラーズ・ウェルズ劇場で上演され、国内外で計80ステージをこなす予定となっている。

松本にとっては、蜷川幸雄さん演出の『あゝ荒野』以来、13年ぶりの舞台出演。松本は「名だたる俳優の方々との共演ということで大きな挑戦になりますが、一生懸命食らいついて、できる限りの稽古を重ねて初日を迎えたいと思います」と意気込んでいる。

今回の発表にファンは大喜びかと思いきや、意外にも一部では落胆の声が上がっている。それというのも、松本の舞台スケジュールから「デビュー記念日の嵐の再結集やコンサートはなさそう」と感じたファンが多いからだ。

2021年からグループ活動を休止している嵐は、先日メンバー5人で新会社「株式会社嵐」を設立したと発表。5人そろってグループを継続する意向を示したとみられ、活動再開に向けた大きな動きだとファンに捉えられていた。

今年は嵐にとって記念すべきデビュー25周年のプレミアムイヤー。会社設立の報告文でも「2024年は25周年の年」「これまで以上に主体性をもち」といった言葉が使われ、25周年を迎える今年中の活動再開を予感させた。

もし活動再開となった場合、業界内でもファンの間でも「デビュー記念日の11月3日にコンサートを開催するのでは」と推測する声が強くあった。しかし、先述したように松本の舞台はロンドン公演の千秋楽が11月2日となっており、彼はデビュー記念日の直前まで舞台に立っていることになる。さらに、イギリスと日本の時差は8~9時間で日本のほうが進んでいるため、11月3日に嵐がコンサートを開催する可能性は極めて薄い。

そうした事情から、ネット上では「11/3にライブやメンバーの集合が無いのは確定したね」「11月3日のコンサート期待してたけど無理かな。嵐に会いたいっていう私の夢はなくなりました」といった嘆きの声が相次いでいるのだ。

その一方、19日付の「デイリー新潮」(新潮社)は「秋にファンのためのデビュー25周年コンサートを開催する」「会場は既に押さえられ、それを済ませたら独立する」などと報道。新会社の設立は独立のための布石だとしている。

松本の舞台のスケジュール的に11月3日のコンサート開催は難しいことから、秋のどこかのタイミングでライブが実施されるのだろうか。また、演出家の顔もある松本はコンサートの演出にこだわるはずで、そんな大事な記念ライブを控えているのに長期の舞台の仕事を入れるのは不自然なようにも思えてくるがどうなのか。

ただ、5人で新会社を立ち上げたことから、彼らに「グループ継続」の意思があるのは間違いない。今年のうちに大きく事態が動くのか、さまざまな意味で注目を集めることになりそうだ。

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