LINEグループで成功体験を見て投資…すぐに利益出たと信じ込み1315万円振り込む SNS型投資詐欺事件

19日、鳥取県警は、鳥取県米子市の男性が、FX投資名目などで、7回にわたり合計1315万円をだまし取られる詐欺被害が発生したことを発表しました。

警察によりますと、2月11日、米子市の男性(50代)がスマートフォンで投資サイトを閲覧中、投資の有識者である男とLINE友達になれるというバナーが出現し、男性は友達追加しました。
すると、男から投資に関するアドバイスがしたいなどと言われ、さらに投資を学ぶLINEグループに紹介されました。

LINEグループ内で、投資の成功体験メッセージを見た男性は、男が勧めるFX投資を始めました。

男性は指定された口座に20万円を振り込み、男の指示通り取引したところ、投資アプリ上で利益が出たことが表示されたことから、それ以降も3月6日~4月5日までの間に、FX投資名目等で、7回にわたり合計1315万円を振り込みました。

男性は一度だけ投資アプリ上の口座残高から出金することができたものの、再び引き出しを依頼したところ「出金するには税金の納付が必要」などと言われ、不審に思った男性がインターネットで調べたところ、同様の手口で投資詐欺被害に遭っている書き込みを見つけ、警察に届け出たということです。

鳥取県警は、ネットで知り合った面識のない人の投資話は安易に信用せず、周囲に相談するなど自身でよく調べること。
「著名人が勧めている」「著名人からアドバイスがもらえる」などとうたう投資の広告は詐欺を疑うこと。
振込先の口座名義人が「知らない個人名」の場合や、「毎回違う振込先」を指示されたら詐欺を疑うことなど、注意を呼び掛けています。

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