ビッグモーター前の土壌汚損…神奈川県警、藤沢店は容疑者不詳で書類送検 捜査終結

ビッグモーター(資料写真)

 中古車販売大手ビッグモーター(BM)の店舗周辺の街路樹が枯れるなどした事件で、神奈川県警捜査1課と藤沢北署などは19日、県が器物損壊容疑で告訴状を提出していた藤沢店(藤沢市)の被害について容疑者不詳で書類送検し、一連の捜査を終結した。

 書類送検容疑は、2020年5月ごろから23年8月3日ごろまでの間、同店前の植樹帯の土壌を汚損させた、としている。

 県警によると、同店前にはケヤキが植栽されていたが、20年5月ごろに枯れたため県が伐採した。土壌から除草剤の成分が検出され、県警の調べに対し同店従業員も除草剤散布を認めたものの、従業員以外の関与を排除できず、因果関係の証明が困難だったという。

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