ゴールデンウィーク中の混雑解消へ 鎌倉・藤沢で対策協議 鎌倉市

関係者が一堂に会した協議会=16日・鎌倉水道営業所

観光客の分散化やマナー向上を目的に、国と鎌倉、藤沢両市は4月16日、「オーバーツーリズム未然防止・抑制に向けた協議会」を鎌倉水道営業所で開催した。

同協議会は、国土交通省関東運輸局の主催で、昨年11月に発足。3回目の開催となる16日は、国と両市、関係機関などが集まり、観光客の増加が見込まれるゴールデンウィークに向けた混雑対策について協議した。

混雑対策が施行されるのは、5月3〜5日のうち2日間。鎌倉駅西口には誘導員を配置し、ルートや立ち寄りポイントを記した案内マップの配布で、鎌倉〜長谷間の徒歩移動を促進する。

また江の島では、エスカーの券売機を江の島大橋手前の2カ所に4月下旬までに設置。島内の乗り場付近での観光客の滞留解消を図る。

鎌倉市の担当者は、「できる対策を継続し、少しでも混雑を改善していきたい」と話す。

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