アプリで知った女性が「一緒に稼ぎ結婚後の出費に」 50歳男性が190万円詐欺被害 ビットコイン送金 兵庫

兵庫県警西宮署=西宮市津田町

 19日午後、兵庫県西宮市に住む飲食店員の男性(50)が「暗号資産(仮想通貨)の投資を持ちかけられて190万円をだまし取られた」と、県警西宮署に届け出た。同署は詐欺事件として調べている。

 同署によると、男性は3月中旬、マッチングアプリで女性を名乗る人物と知り合った。男性は相手から「暗号資産のビットコインで多額の利益を得ている。一緒にお金を稼ぎ、結婚後の出費に充てよう」などと誘われ、ビットコインを購入。同21~28日、銀行やコンビニのATMから、相手が指定した口座に5回で計190万円分のビットコインを送金したという。

 後日、不審なアドレスからのメールで「マネーロンダリング(資金洗浄)の疑いがある。保証金100万円を振り込むように」などと求められ、相手にも促されたためおかしいと感じ、詐欺に気付いたという。

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