火災被害のゲームセンター「レトロゲーム秘密基地」再建に向けクラウドファンディング4月20日19時スタート

火災被害のゲームセンター「レトロゲーム秘密基地」再建に向けクラウドファンディング4月20日19時スタート

2月24日に近隣からの延焼被害を受けた青森県のゲームセンター「レトロゲーム秘密基地」ですが、明日4月20日19時より再建に向けクラウドファンディングが立ち上げられます

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コロナ禍や火災被害を受けつつも常連さんたちに支えられてきた町のゲームセンターが、また新しい門出の第一歩を踏み出します。

無残に焼け焦げた基盤に筐体、まさかの延焼被害に衝撃隠せぬ投稿も常連さんらの支えと共に明日また大きな一歩を

「もうこの場所での営業は出来ないかと思います。」そんな悲壮な思いが投稿されたのは今年の2月24日。

2019年4月に開業した青森県のゲームセンター「レトロゲーム秘密基地」は、店主の鳥居秀憲さんが今から約10年前、最初のゲーム機「スーパーハングオン」を購入したのを機に古いゲーム機や基板を集め始めたのがきっかけで始めたお店です。

2台の体感ゲームと3台のアストロシティ、4台のテーブル筐体という構成は比較的こじんまりとしながらも、80~90年代中心のラインナップを毎月入れ替えて色んなゲームが楽しめるレトロゲーセンとして地元の人々にも愛されてきました。

そんなお店もオープン2年目にしてコロナ禍という存続の危機に直面、この時一度目のクラウドファンディングを行い、移転先で新たなゲーセンづくりに挑戦することに。

移転後1年半かけてDIYでリフォームを行い、22年12月に再オープンを果たします。

そんな「レトロゲーム秘密基地」を近隣からの火災延焼という悲劇が襲ったのは2月24日のこと。「最初の筐体を入手してから約10年かけて作ってきたものが、ものの数時間で全て失くなりました。」無念さの滲むこの言葉には、同時にあっという間にあらゆるものを失う火災の怖さを痛感させられます。

あまりのショックにしばらく後ろ向きな投稿が続くこととなりますが、3月6日には常連さんがゲーム仲間の方たちとお金を出しあって基板を一枚買ってくれたとの投稿。実家で弟や友達よく遊んだ思い出深い作品で、ひとつのゲームに皆で群がって夢中になった、あの楽しさが原点だと語る店主さんの言葉にはどこか前向きな響きも。

4月14日には「スーパーハングオン」の筐体をお客さんが買ってくれていたとの投稿もされており、どれほどお客さんからお店が愛されていたかが如実にわかるエピソードと言えます。

そんな「レトロゲーム秘密基地」ですが、明日4月20日19時よりクラウドファンディングが開始されます。支援額は3,000円からで、今はもうない店舗の雰囲気を感じることのできる小雑誌などのほか今は懐かしいソノシートといった珍しい返礼品などが用意されています。

コロナ禍に火災に、山あり谷ありなどというありふれた言葉では語りつくせない過去の積み重ねに常連さんたちの想いを秘めての新たなる第一歩。その歩む先が幸多からんことを切に願うばかりです。

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