ナーゲルスマン狂騒曲の真実が明らかに、バイエルン『片思い』だった。新たな『本命』は!? ジダンも…

そこに収まるのだろうか。

トーマス・トゥヘル監督の今季限りでの退団が発表されているドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンが2024-25シーズンに向けて新監督の選考を進めているものの、混迷を極めている。最近になって複数の名前が挙がってきたなか、突然浮上した現ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督が、4月18日、ドイツサッカー連盟(DFB)と2026年の北中米ワールドカップ(W杯)まで契約を延長した。

果たして、何が起きていたのか?

バイエルンが最近になってナーゲルスマンサイドと接触し、3-4年契約の条件を打診したのは事実だったようだ。しかし『キッカー』によると、ナーゲルスマンは当初から2026年のW杯まではドイツ代表を率いたいという意欲を持っていた。とはいえドイツ代表を取り巻く情勢を鑑みて、まず契約は今夏の母国開催のEUROまでとしていたそうだ。

しかし最近になって、複数のクラブからもナーゲルスマン側に打診が届いていた。そしてバイエルンまでも加わり……。そこでEUROでの優勝を目指し、さらにその先を含めて仕事に集中するため、DFBとナーゲルスマンが契約更新に至ったそうだ。

一方、急きょ浮上したバイエルンの話だが、マックス・エバール(Max Eberl)新スポーツダイレクターが、この36歳の指揮官を熱望していた。ただ、昔はともに過ごした二人だが、事実上、今は”片思い”にすぎなったという。

ナーゲルスマンはそもそもバイエルンに戻ると選択肢は、今は考えていなかったそうだ。何よりバイエルン内部には、いまだナーゲルスマン否定派もいるということだ。

そうしたなか、同メディアは現オーストリア代表のラルフ・ラングニック(Ralf Rangnick)監督が「本命」だと報じている。ただ、ナーゲルスマン、バイエル・レバークーゼンのシャビ・アロンソ(Xabier Alonso)らの名前が騒がれたなか、”三番手以下”の評価を、あまり好意的には捉えていないのではないかと課題を挙げている。

また、14日にスペインメディア『マルカ』が、現在フリーであるジネディーヌ・ジダン( Zinedine Zidane)氏の仲介人とコンタクトを取ったと報じた。しかし『スカイ』は翌15日、「そのような事実はない」と否定している。

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ところが、『キッカー』は対抗として、そのジダン、そしてアストン・ヴィラを率いるウナイ・エメリ(Unai Emery)を挙げている。ジダンの電撃就任の可能性は、まだ残っているようだ。

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