自民 皇族数の確保策で大筋了承 衆参両院議長に報告へ

安定的な皇位継承をめぐり、自民党は、女性皇族が結婚後も皇室に残る案など、政府の有識者会議の報告書に沿った党の見解を大筋で了承した。

安定的な皇位継承のあり方を検討する自民党の懇談会は、皇族の数を確保するための方策に関する見解を大筋で了承し、会長の麻生副総裁に一任した。

政府の有識者会議が報告書に盛り込んだ、“女性皇族が結婚後も皇室に残る案”や、“旧皇族の男系男子を養子に迎える案”に沿った内容。

また、2つの案で確保できない場合に備え、“旧皇族の男系男子を直接皇族とする案”を検討することについても理解が得られたという。

来週にも、衆参両院の議長に報告するとしている。

国会では、安定的な皇位継承の議論が停滞していたが、立憲民主党など4つの党は意見書などをまとめていて、自民党が見解を示すことで協議が本格化するとみられる。

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