「美 少年」金指一世 元プロボクサー熱演で先輩「トニセン」と違った個性出す

 熱演する「美 少年」の(左から)金指一世、岩﨑大昇、那須雄登(松竹・グローブ座提供)

 STARTO ENTERTAINMENT社のジュニア内ユニット・美 少年の岩﨑大昇(21)、那須雄登(22)、金指一世(20)が19日、大阪松竹座で、この日初日を迎える舞台「トンカツロック」の取材会を行った。

 下町の商店街を舞台に、苦悩や葛藤を抱えながらも信念に従って生きる若者らの姿を描いた青春群像劇。2002年の初演では20th Centuryの坂本昌行、長野博、井ノ原快彦が主演を務めた。22年の時を経て、3人は先輩が演じた作品を引き継ぐ形となる。

 初日の公演を前に、頼りない中学教師・篠崎優を演じる岩﨑は「僕たちの世代には新鮮で、良い意味で刺激のある作品になっていると思っています。冒頭の歌のシーンにもぜひ注目してください」と意気込みを述べ、元暴走族のトンカツ屋店主・花川助三郎を演じる那須は「助三郎はおせっかいで人のために何かをしたいと考え、本気で人助けをしています。その部分をいとおしく感じていただけたら」と自身が演じる役への愛着を語った。

 また、元プロボクサー・井口平を演じる金指は「2002年の『トンカツロック』とはまた違ったカラーが出せるかなと思いますので、頑張りたいです。舞台のボクシングシーンにもぜひ注目してください!」と、熱演で先輩らとはまた異なる個性を出すことを約束した。

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