「重要な大一番に赤信号!」主軸CBふたりの“日韓戦欠場”に韓国メディアが動揺隠せず!「本職はひとりだけになった」【U-23アジア杯】

現地4月19日、カタール・ドーハで開催中のパリ五輪最終予選を兼ねたU-23アジアカップはグループステージ第2節が行なわれ、B組の日本はUAEと対戦して2-0の快勝を飾った。第1試合で中国を同じく2-0で下した韓国とともに2連勝を飾り、早々に決勝トーナメント(準々決勝)進出が決定。最終戦の日韓直接対決は順位決定戦となる。

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勝点(6)も得点失点差(+3)も総得点(3点)も並ぶ日韓両国。勝ったほうが当然1位通過となるが、2位抜けの場合はベスト8でA組1位を確定させた開催国カタールと対戦しなければならない。絶対アウェーでの戦いを避けたいのは両国に共通するところだろう。

そんななか、韓国メディア『News1』が「悪い知らせだ。日本戦に主軸CBふたりが出場できない赤信号」と銘打った記事を掲載。「これで本職のCBはひとりだけになった」と緊急事態を嘆いている。

中国戦で韓国の守備中央を担ったのはソ・ミョンガンとピョン・チュンスのCBコンビだ。前者は49分にハムストリングのあたりを傷めて負傷退場。立ち上がれずに担架で運ばれており、中2日の日本戦にはとうてい間に合わず、大会離脱さえ危ぶまれる。一方、キャプテンにして守備の要である後者は後半アディショナルタイムに不必要な警告を受け、これが今大会2枚目。グループステージ最終戦は累積で欠場することとなった。

『News1』は「ファン・ソンホン監督は快勝にも喜び半分で、かならずしも笑顔というわけにはいかなかった。ふたりのCB欠場は深刻な問題で、なんとも悔やまれる結果だ。もっとも重要であるライバル日本とのゲームに出場できないのは痛恨である」と論じた。そしてそのうえで「今大会の選手リストで本職がCBなのは3人だけ。残るはチョ・ヒョンテクひとりだ」と危機感を募らせ、「守備的MFのイ・ガンヒをコンバートするしかないか。中国戦では後半に交代出場して3バックの一角をこなしてみせた」と期待を寄せる。

ただ、「守備を統率していた主将のピョン・チュンスと、ハイボールへの対応で常に優位に立てるソ・ミョンガンの不在はあまりにも厳しい。ファン・ソンホン監督は日本戦に向けてなんらかの手立てを打つ必要がある」と記している。

日本と韓国の一戦は日本時間4月22日の22時キックオフだ。16チームが参加する今大会は各グループの上位2チームが準々決勝に進出。大会ベスト3に食い込んだチームにパリ五輪の出場権が与えられる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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