能登半島地震で休業を余儀なくされた能登ミルク(七尾市)が19日、金沢市長町1丁目に初のサテライト店を開業した。2月に閉店した「オヨヨ書林せせらぎ通り店」の空き店舗を改装し、能登の食材を使ったジェラートや牛乳を販売する。
ひらみゆき農園(能登町)のブルーベリーや、お茶の北島屋茶店(七尾市)の棒茶、奥能登塩田村(珠洲市)の塩などを使った多彩な10種のジェラートを用意する。
店舗に隣接する「ひらみぱん」の平見高広社長=七尾市出身=が出店を提案。ジェラートとひらみぱんのパンを組み合わせたブリオッシュも取り扱う。
休業中の七尾市内の店舗は断水が解消され、26日に営業を再開する。堀川昇吾社長は「七尾のつながりに感謝し、能登の食材のおいしさを知ってもらえるよう頑張りたい」と話した。