連続不審火に未成年関与 金沢中署が特定

  ●寺地、円光寺

 9、10日に金沢市南部の住宅2軒で相次いで確認された不審火で、金沢中署は19日、関わった未成年者を特定したと明らかにした。署は「健全育成やプライバシー保護のため」として、性別や年齢、行為の内容を明らかにせず、必要な措置を取ったとしている。

 最初の不審火は9日午後6時ごろ、金沢市寺地2丁目の木造2階建て住宅で確認され、玄関先にあった二つのごみ袋が燃えた。10日午前9時半ごろには、寺地2丁目の現場から約700メートル離れた円光寺本町の木造2階建て住宅で、敷地内の下草が燃えた跡が見つかった。住宅の雨どいや木片なども焼損した。

 いずれの現場も火の気がなく、金沢中署は何者かが火を付けた可能性があるとみて、周囲の防犯カメラ映像の解析や聞き込みを進めていた。

© 株式会社北國新聞社