U-23日本代表を勇気づけた殊勲の追加点! 川﨑颯太「点を取れるところも見せたいと思っていた」

パリオリンピック2024(パリ五輪)出場を目指すU-23日本代表は19日、 「AFC U23アジアカップ カタール2024」のグループB第2節でU-23UAE代表戦と対戦し、2-0で勝利。勝ち点を「6」に伸ばしてU-23韓国代表と共にグループステージの突破を決めた。試合後、貴重な追加点を奪ったMF川﨑颯太(京都サンガF.C.)が自身のゴールを振り返りつつ、最終節の日韓戦に向けた決意などを口にしている。

前半にセットプレーからDF木村誠二のゴールで先制した日本だったが、その後は好機を決めきれず、PKやゴールがVARの介入で覆るなど、もどかしい時間が続いていたが、川﨑は「絶対に焦れないこと。相手の長身FWに一発があるのはわかっていたので、リスク管理をしながら、事故が起きるかもしれないので2点目は絶対に取りにいきたいということは共有していました」と述べ、チームとして集中して試合に臨めていたことを強調した。

そして、そのような展開の中で迎えた66分、左サイドでのパス回しから駆け上がったDF大畑歩夢がクロスを折り返し、ニアサイドに飛び込んだ川﨑が頭で合わせ、待望の追加点を記録。値千金の自身の得点について問われると、「自分はボランチで相手を潰すところが特徴ですけど、中に入って点も取れるところを見せたいと思っていた。クラブでも中に入っていくシーンは増やしていたので、それを代表でも出せて、尚且つ点も取れてすごく良い状況が続いているなと思います」と頷いた。

また、韓国と対峙する最終節に向けては、「今日の試合は夜遅かったですけど、多くの人たちが見てくれていたと信じていますし、次の韓国戦はより盛り上がると思います」とコメント。さらに、「(西尾)隆矢を含めて全員で勝ちにいくので、皆さんと共に一丸となって戦いに向かいたい」と続け、初戦で退場となり出場停止となっているチームメイトを慮りつつ、共闘を促すメッセージを送った。

勝ち点、得失点、得点数の全てが並んでいる韓国との最終節は、勝った方が首位通過となるシンプルな状況だ。唯一、両者が引き分けに終わった場合のみ、PKでの決着となる。

【動画】何故そこに川﨑が! 値千金の追加点

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