福井産の新鮮食材が集結「トレタス」4月26日オープン 鮮魚や精肉、米粉パン店も開設

「トレタス」の完成を祝い、鏡開きする関係者=4月19日、福井県福井市高柳2丁目

 JA福井県経済連が福井市高柳2丁目で整備していた農畜産物販売拠点「トレタス」が完成し4月19日、竣工式が行われた。県内全域約350の生産者から集荷する農畜産物や鮮魚、加工品などを一括して取り扱い、デジタル技術も活用し、県内外に福井の食と農の最新情報を発信する。4月26日にオープンする。

 トレタスは、鉄骨平屋建てで延べ床面積約3200平方メートル。約850平方メートルの売り場には県内各地から集まる新鮮な野菜や果物などが並ぶ。JA県経済連の直営店として若狭牛や福井ポークなどを扱う精肉店、県産米粉のパン店を開設。総菜、大豆加工品、鮮魚のテナント3店も入る。総事業費は約22億2600万円。

 「ふくい食と農デジタルプラットフォーム」をコンセプトに掲げ、料理動画をライブ配信できるキッチンスタジオや400インチの大型スクリーンを備えるホールなどを備え、情報発信にも力を入れる。

 竣工式には関係者約120人が出席。JA県5連の宮田幸一会長が「北陸新幹線開業で多くの観光客が来ている中、より魅力ある農畜産物を生産し提供していく。デジタル技術を活用し、福井の食と農の新たな出合いの場にしていきたい」とあいさつした。

⇒「トレタス」内にはクロッフルサンド店も

 26日は午前8時半から記念式典があり、午前9時にオープンする。営業は午後8時までで定休日は毎月第3火曜と元日。

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