水原容疑者の「24億円詐取」なんでバレたのか…元財務官僚・髙橋洋一氏の指摘に賛否両論

髙橋洋一氏(YouTubeより)

ドジャース・大谷翔平選手の元通訳・水原一平容疑者が銀行詐欺罪で訴追された件について、多くの有名人が私見を述べている。元財務官僚で経済学者の髙橋洋一氏もそのひとりで、SNSでは発言に注目が集まっている。

4月18日、自身のYouTubeチャンネル「髙橋洋一チャンネル」を更新し、《見立て通りだった水原事件 大谷も知ってると言ってたコメンテーターどうしてる?》という動画を公開。

司会者から「改めて水原一平さんのとんでもない悪事を解説いただければ」と振られると、髙橋氏は、開口一番「水原氏はもうちょっといいイメージがあったけど、とんでもなかったね」と話し、「銀行の口座開設のときに一緒に同席していると、いろんなことがわかって、後でどうにでもできる」と指摘。

「なんで普通の銀行で口座を作ったのかな? 普通、日本人はよくわからないときは日系の銀行に行く。日本語でやってくれるから、それだと水原さんを使わなくて(口座開設)できるんだよ。なんで日系の銀行に行かなかったのかな」と疑問視。

そのうえで、「ひょっとしたら、最初から水原さんは狙ってたかもしれないと思った。日系の銀行だと日本語だし、なにか不正があったときに直接連絡してくれる。おそらく(水原さんは)それをさせなかったのだろうな。間に全部立っちゃって」と推察。

さらに、悪事がバレた背景について、「ドジャースになって支払い方法が変わった。後払いになって、水原さんはすごく焦ったと思う(笑)。資金が回らないということでバレたんじゃないの? これ、エンゼルスにいたままならバレなかった。だから、ドジャースに行って正解だった」と話した。

この意見にXには、

《ほんそれ。三菱UFJとスポンサー契約してるのに相談しなかったのかな》

《水原一平は最初から自分のコントロール下における口座を狙っていたような気がする》

と肯定する声が寄せられた一方で、

《「経済に詳しくてお金に細かい」ヒトらしい意見だなあ、って感じ。そんなにあちこちに日系の銀行あったっけ?あまり見た記憶がない(個人の印象)》

などと否定する声も寄せられた。

合計1600万ドル(約24億円)以上を違法賭博の胴元に送金していた水原氏。その間、大谷は銀行口座に一度もアクセスせず放置していたとも報じられている。髙橋氏の言うとおり、たしかに大谷がエンゼルスにいたままなら、被害額はさらに増えていたのかもしれない。

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