2023年5月にKing&Princeから脱退して、同年10月に結成された平野紫耀(27)、神宮寺勇太(26)、岸優太(28)のNumber_i。キンプリに残る道を選んだ永瀬廉(25)と高橋海人(25)。4月10日に両者の“裏被り”が発生し、大きな注目が集まっていた。
「キンプリのレギュラー番組『キントレ』(日本テレビ系/昼1時半~)と、ナインティナインがMCで、Number_iがゲスト出演した音楽番組『週刊ナイナイミュージック』(フジテレビ系/夜11時~)。4月10日は両番組の特番が通常とは違う時間帯に放送された結果、放送時間が裏被りしたんですよね」(女性誌編集者)
4月10日、夜10時から『キントレ ゴールデンスペシャル』(~夜11時)と『週刊ナイナイミュージック 拡大号』(~夜11時30分)が放送。Number_iが夜10時から10時40分頃『ナイナイミュージック』に出演し、『キントレ』の放送時間と被ることになったのだ。
そのためX(旧ツイッター)では放送前から、
《キンプリとNumber_i が地上波裏被りしとるじゃんティアラさんたち 複雑だろうなぁ》
《こんなことある?出演時間ズラしてくれないかな》
といった声が相次いでいた。
「Number_iの3人は、YouTubeに公開されているデビュー曲『GOAT』のMV再生数4650万超(4月19日20時現在)を記録したり、日本時間4月15日にアメリカ・カリフォルニア州インディオでの世界最大級の野外音楽フェスティバル『Coachella Valley Music and Arts Festival(以下『コーチェラ』)』に出演したり、とにかく圧倒的な人気と勢いがありますよね。
一方で、2人になったキンプリは、平野さんらの脱退で勢いが落ちているという声もありましたが、今回は違っていた。視聴率でNumber_iを圧倒したんです」(制作会社関係者)
■イメチェン企画が大盛り上がり
キンプリがNumber_iを圧倒した数値は「コア視聴率」。同数字は現在、テレビ各局が最重要視している13~49歳の個人視聴率だ。
4月10日放送の『キントレ』はコア視聴率3.8%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)で、Number_iが出演した『ナイナイミュージック』のコア視聴率は2.2%。まさに完勝だった。
「さらに言えば、『キントレ』のコア視聴率は『報道ステーション』(テレビ朝日系)や『世界くらべてみたら&ワールド極限ミステリー合体SP』(TBS系)も圧倒。同時間帯トップの数字でした。初のゴールデンSPで、キンプリはその人気の高さを見せつける形になりました」(前出の制作会社関係者)
『ナイナイミュージック』でNumber_iは、自身も参加したTOBEのオールスター公演『toHEROes~TOBE 1st Super Live~』(3月14~17日)の裏で行なわれていた同番組の企画「差し入れ選手権」のVTRを楽しんだほか、スタジオでは「ダンス ダンス 伝言ゲーム」に挑戦。最後は『GOAT』を披露。次のYOASOBI特集のコーナーへ――という内容だった。
対する『キントレ』は「イメチェンマネー」と題し、番組レギュラーのキンプリと劇団ひとり(47)、アンタッチャブル・山崎弘也(48)、ゲストのやす子(25)、羽鳥慎一(53)、澤穂希(45)が“人生初のイメチェン”に挑戦。総額でいくらになるのかを調べる企画だった。
「やす子さんがピンクヘアで春を意識したコーデの美人に大変身したり、羽鳥さんが憧れの“吉川晃司ふうヴィジュアル”になったりと、出演者の激変ぶりを楽しむ内容でした。キンプリの永瀬さんと高橋さん――特に高橋さんは完全に別人と化していて、番組は大盛り上がりでした」(前同)
永瀬は山崎の希望でK-POPふうのメイクをすることに。実際にK-POPアイドルを担当してきたメイクアップアーティストが協力し、“陶器肌”と言われる肌の質感やアイライナーなどK-POPふうのビジュアルを再現した。
高橋は、ブラッド・ピット(60)のような「イケオジになりたい!!」と、特殊メイクアーティストの協力で徹底的な老けメイクに挑戦。60代のハリウッド俳優のような雰囲気を目指した。
メイクが完成した高橋は、高級感のあるコートやヒゲが似合うイケオジに大変身。永瀬と並んだ際は「プロデューサーみたい」(永瀬)、ゲストの中条あやみ(27)と一緒に並んだ際は「娘との休日デートみたい」(ひとり)と絶賛されていた。
■「てっぺん獲ろう、一緒に」
『キントレ』の内容にXも大盛況で、
《廉くんの美しさを再確認したし海ちゃんは本当ちょっとドキッとするくらいカッコよかったし、羽鳥さんもカッコ良過ぎたし、澤さんもめっちゃ素敵だったしやす子ちゃん可愛かったし、ひとりさんの歯(ホワイトニング)には感動した》
《海人めっちゃイケオジだった廉くんケーポに染まっててすごかったけどやっぱり普段が1番好きだな最後ザキさん(山崎)の地味なイメチェン(まつ毛メイクンにクスッとした笑》
《違う世界線のれんかいというか、作画監督変わったれんかいを観れて大変身めっちゃ面白かった。夜に観るキントレって良いね……》
といった声が多く寄せられた。
「4月10日の『キントレ ゴールデンスペシャル』は、“メイク企画”という分かりやすい面白さや、旬のゲストも効果的でしたよね。同番組がゴールデンで戦えるポテンシャルを秘めていることがわかる結果が出せたし、何より永瀬さんと高橋さんの企画に全力を尽くす姿は大好評でした。
物凄い勢いで突き進むNumber_iに押されがちなイメージもある現在のキンプリですが、タレントとしての魅力、そして人気は間違いない。4月10日の裏被りでは、キンプリの2人は意地を見せた感じではないでしょうか」(前出の制作会社関係者)
『キントレ ゴールデンスペシャル』では、「プロデューサーみたい」と言われたイケオジになった高橋が、永瀬の手を握り「てっぺんとろう、一緒に」と芝居をする場面があった。分かれた3人、Number_iとは違う道を進む2人だが、進む先で“てっぺん”をとる日が来るのかも――。