「スケートボード界に再び黄金期がやってきた!」パリ五輪を目指す中山楓奈が米屈指の“超ハードスポット”で披露した“超絶トリック”に再脚光!米ファンからは称賛の嵐

東京五輪スケートボード女子ストリートで銅メダルの中山楓奈が2022年11月に公開した、米カリフォルニア州ロサンゼルスにある通称“ハリウッド・ハイ”(別名:ハリウッド16)と呼ばれる有名なスポットで自身の十八番である“フロントサイド・クルックド・グラインド”を披露した動画が再び注目を集めている。

スケートボード・ストリートの世界最高峰プロツアー、ストリートリーグスケートボーディング(SLS)は4月19日、公式インスタグラムを更新。中山が米ロサンゼルスの通称“ハリウッド・ハイ”で「フロントサイド・ボードスライド」を数発決めた後、自身の得意技である「フロント・クルックド・グラインド」を披露した動画を公開すると米ファンから多くの反響が寄せられた。

この動画が撮影されたのは、米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるハリウッド高校の入り口だ。ここには16段のステア(階段)と中央にハンドレールがあり、スケートボーダーなら一度は耳にしたことがあるスポットで、数々の有名スケートボーダーが挑み伝説を生み出してきた。

おなじく東京五輪に出場し、スケートボード男子ストリートで金メダルに輝いた堀米雄斗も、同スポットで2021年12月にスケートボードウィールブランド『SPITFIRE WHEELS』のソロパートの撮影を行ない、米老舗スケートボード専門誌『Thrasher Magazine』からライディング動画を公開している。
そんな伝説的なスポットで撮影された中山の超絶トリックに、米スケートボードファンからは「冗談だろ…」「なんてこった」「あのスポットを難なく滑るなんて…」「彼女には毎回驚かされる」「スケートボード界に再び黄金期がやってきた!」「女子のスケボーが急速な盛り上がりをみせている」「日本に乗っ取られる…」「スケートボード界の未来を担う存在になる」「フナはまるでサムライのようだ」「もしかして女子ストリートで史上最もヘビーなトリックになるのかも?」などと、歓喜と驚きの声が上がっている。

また、中山は同スポットで “フロントKグラインド”をメイクして、2023年1月に米老舗スケートボード専門誌『Thrasher Magazine』の表紙も飾っている。

2005年生まれの中山楓奈は、スケートボード女子ストリートで東京五輪に出場。予選を全体1位で通過し、自身初の五輪で初の表彰台入りを果たし、銅メダルを獲得した。その後も数々の世界大会で栄冠を勝ち取り、日本人女性スケーターとして初の米スケートボード専門誌『Thrasher Magazine』の表紙にも選ばれるなど、いま世界から注目を集めるスケートボーダーのひとりだ。現在、スケートボード女子ストリートのパリ五輪予選は、第6戦が終了。残りの5月と6月の2戦で出場者が決まる予定だ。今後の活躍にも注目してきたい。

構成●THE DIGEST編集部

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