赤の大観覧車、青空に映える 富山県魚津市のミラージュランド塗り替え完了、20日再開

メンテナンス工事を終えた大観覧車

 富山県魚津市三ケのミラージュランドで、園のシンボルとして親しまれている大観覧車のメンテナンス工事が完了した。ゴンドラ40台をほぼ赤一色に塗り替え、老朽化した部材を交換した。運行再開は20日からで、担当者は「休止中はたくさんの期待の声が寄せられた。リニューアルした観覧車からの景観を楽しんでほしい」とPRしている。

 大観覧車は高さ66メートルで日本海側最大級。1991年に運行を開始し、これまでに3度塗り替えた。

 今回は昨年10月から工事を始めた。支柱や回転体などを白色と朱色に塗り直した。塗装工事前は13色に分かれていたゴンドラは、40台のうち39台を青空に映える赤色に統一。残る1台は旧配色で人気だった金色を残した。この他、来園者の安全を考慮し、経年劣化がみられた回転体のパイプ材の交換などもした。

 19日は、園の職員らがゴンドラを清掃するなどして準備を整えた。20日は工事に伴い休止していたミラージュトレインの運転も再開する。

 今回の事業費は6300万円。クラウドファンディングなどで市民や企業団体から寄せられた支援金約1300万円が活用される。

ゴンドラの最終確認をする職員

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