ジュード・ロウ、リブート版『リプリー』を称賛

ジュード・ロウが、『リプリー』のネットフリックスによるリブート版を称賛した。米作家パトリシア・ハイスミスの小説を原作としたアンソニー・ミンゲラ監督の1999年作で大富豪の息子ディッキー役を演じたジュードは、アンドリュー・スコットが貧しく孤独な青年リプリー役を演じる同新作ドラマに釘づけになっているという。

ジュードは『エンターテイメント・トゥナイト』にこう話している。「少なくとも(エピソードを)5つか6つ観たよ」「全ての素晴らしい原作で言えることだけど、新しい視点、角度で何かを見るのは非常に満足感が得られるものだし、興味深いね」

また、マット・デイモンがリプリー役、グウィネス・パルトロウがディッキーの恋人マージ役を演じていたミンゲラの映画と、スティーヴン・ザイリアンによる白黒映像の新作ドラマとの相違点が「面白い」とした上で、両方の作品は「多くの意味で監督を反映」しており、ミンゲラのものが「ビジュアルでカラフル、そしてロマンティック」である一方、ザイリアンのものは「かなり法医学的で、より邪悪だ」と説明、「映画は、しばしばカメラを操る人を反映していると僕は思っている」と続けた。

そんなジュードは、自身が出演した『リプリー』を「長い間」観ていないものの、リブート版を観て、撮影当時のことを色々思い出したそうで、「可笑しなことに多くのシーンは似ていて、心の中にあるとても多くの思い出が蘇ったよ。とてもよく憶えている」「これらのキャラクターを再び訪れることは感情にも訴えるものだ」と語る。

同ドラマでは、富豪からイタリアで放蕩生活を送っているプレイボーイの息子ディッキー(ジョニー・フリン)をアメリカに連れ戻すよう依頼されたリプリーが、ディッキーの生活に魅了され、殺人を犯してでもその優雅な暮らしを手に入れようとする姿が描かれている。

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