「人とのつながりを大事に」青年海外協力隊員でボツワナへ 京都・綾部市の26歳女性

派遣されるボツワナでの活動について抱負を語る井上さん(綾部市役所)

 国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として、アフリカ・ボツワナに派遣される京都府綾部市志賀郷町の井上日南子さん(26)が、同市役所を訪問し、現地での抱負を語った。

 井上さんは高知大を休学し、2017年4月から1年間、バックパッカーとして世界一周(36カ国)の旅をした。カザフスタンのカザフ国立大にも留学。昨年は半年間、オーストラリアでワーキングホリデーに参加するなど豊富な海外経験を持っている。

 協力隊ではボツワナのセントラル県トノタ郡庁の地域開発課に勤務する。住民の生活改善、生産者グループと商品の品質管理や収益向上などに取り組む。

 市役所では山崎善也市長が「体に気をつけて頑張ってください」と激励。井上さんは「人とのつながりを大事にして、地元の人たちの自信やアイデンティティーを気付かせられる架け橋になりたい」と話した。24日に派遣される予定。

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