加藤シゲアキが小説家として被災地支援企画を立ち上げ 新著の印税相当額を寄付

加藤シゲアキ

アイドルグループ「NEWS」のメンバーで小説家の加藤シゲアキ(36)が、能登半島地震支援企画「あえのがたり」を立ち上げたことが20日に発表された。

作家の今村翔吾(39)、小川哲(37)とともに立ち上げた同企画では、3人を中心に多くの作家に参加を呼びかけて掌編小説を執筆。アンソロジーとして2024年内に講談社からの刊行を目指す。

企画名である「あえのがたり」は、能登地方に伝わる「田の神様」を祀り感謝をささげる伝統儀礼「あえのこと」から発想した。「あえ」は「おもてなし」という意味を持つそうで、被災地の方に寄り添う思いを、物語という「あえ」にのせて届ける。

企画始動にあたって加藤は「いつか物語が必要になる瞬間が来ると思うのです。そのときに傷ついている人たちにそっと寄り添えたりできる力が物語にはあると思っていて。年明けからずっと『自分に何ができるだろう』と考えていました」と心境を明かした。

刊行予定の書籍では、参加著者の印税相当額と講談社の売上を能登半島の復興支援として寄付する。

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