【U-23日本 2-0 U-23UAE|採点&寸評】相手を圧倒して決勝T進出確定! MOMは先制弾のCB! 決定機逸の細谷は...

[U-23アジア杯GS第2節]U-23日本 2-0 U-23UAE/4月19日/ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム

U-23日本代表は現地4月19日、U-23アジアカップのグループステージ第2節でU-23UAE代表と対戦し、2-0で快勝を収めた。

立ち上がりから主導権を握った日本は27分に先制。左CKからファーサイドで収めた山本理仁がクロスを上げると、これに木村誠二が頭で合わせ、ボールはポストに当たってネットを揺らす。

さらに66分には、左サイドの大畑歩夢が味方との連係から抜け出してクロス。これにニアサイドに飛び込んだ川﨑颯太が、ヘディングで決めて2点差に。このまま終了し、グループステージ連勝で1試合を残して決勝トーナメント進出を確定させた。

【PHOTO】U-23日本代表のUAE戦出場15選手&監督の採点・寸評。木村の守備の安定感は抜群。守備陣は軒並み高評価
▼U-23日本代表のチーム採点「6.5」
終始、相手を圧倒する形で確実に勝利をモノにした。

主導権を握るなかで、スピードのある相手の両ウイングに最終ラインの背後を狙われるシーンもあったが、木村と鈴木海音のCBコンビが連係してしっかりと対応。ラインコントロールも見事で、2人の距離感も良く、UAEに簡単にスペースを使わせなかった。

また、サイドバックの関根大輝、大畑歩夢も相手の仕掛けに対してしっかりと食らいつき、仕事をさせなかった。

攻撃も中国戦よりもやりたい攻めができていた印象。攻撃陣が流動的に動き、アタッキングサードでの華麗なワンタッチパスから何度もシュートを放ち、サイドでの連係からクロスに持ち込む崩しもスムーズだった。

2ゴールともにクロスからのヘッドで、得点者のゴール前での強さ、ポジショニングが光り、出し手のパス精度の高さも見事だった。

懸念点はこれだけボールを握り、チャンスを作りながらも2得点のみだったこと。再三にわたり決定機を得ながら決めきれなかった途中出場の細谷真大は、悔しさの残る試合となったに違いない。

MOMは先制ゴールを挙げて、CBとしても終始安定感があり、無失点に抑えた木村。追加点を挙げた川﨑、果敢なオーバーラップから何度もクロスを上げたサイドバックの2人も高評価。何度も決定機を外した細谷は厳しく採点した。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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