大分市美術館で「ロートレック展」始まる パリの「美しき時代」紹介【大分県】

作品を鑑賞する来場者=19日午前、大分市上野の大分市美術館
作品を鑑賞する来場者
作品を鑑賞する来場者
テープカットをする関係者

 【大分】「ロートレックとベル・エポックの巴里(パリ)―1900年」が19日、大分市上野の市美術館で始まった。6月9日まで。

 19世紀末から20世紀初頭にかけて、技術革新と経済発展を背景に、「花の都」として輝きを放ったフランス・パリ。会場には、グラフィックデザイナーの先駆けとなった芸術家ロートレック、ドガ、ミュシャらの石版画によるポスターや挿絵、絵はがきなど約300点を展示。「ベル・エポック(美しき時代)」のパリの華やかな文化を紹介している。

 開会式では宇都宮寿館長が「活躍したアーティストの作品を通して当時のパリの雰囲気を感じられる。新しい時代を切り開こうという彼らの思いに触れて」と見どころを説明した。

 観覧料は一般1200円、大学・高校生900円。中学生以下無料。

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