渾身バーディ締めで6打差ターン 畑岡奈紗「ショットは十分」

大事なのは72ホールの結果だ(撮影/村上航)

◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 2日目(19日)◇ザ・クラブ at カールトンウッズ(テキサス州)◇6889yd(パー72)

18位から出た畑岡奈紗は2バーディ、1ボギーの「71」でプレー。首位とは6打差の通算2アンダー21位で週末に折り返した。

午前組でのスタート前の練習では霧が立ち込め、細かい距離合わせは行わずに「キャディに出球だけ確認してもらって」ティオフ。それでも1番からピンそばにつけるキレのあるショットを披露した。

ショットは上々の状態(撮影/村上航)

前日はなかなか合わせられなかった距離と番手もうまくコントロールしながら、懸命にスコアメーク。9番では1m強のパーパットがカップに蹴られてボギーが先行したが、気持ちを切らさなかった。

初制覇がかかるメジャー。首位と6打差で折り返した(撮影/村上航)

13番(パー5)で8mを沈めて最初のバーディ。「『やっと来たな』って。(この日)イーブンに戻せたので良かった」というのが内心だった。最終18番(パー5)ではフェアウェイから残り209ydのセカンドでグリーンを捉えて、2オン2パットのバーディ締め。今週から差し替えた24度の4UTが勝負どころで仕事をしてくれた。

あとはグリーン上が良くなれば(撮影/村上航)

2018年の初出場から7大会連続の予選通過。最低限のラインをクリアしたが、もちろん見据えるのは上位での戦いだ。ポイントに挙げるのは、惜しいシーンの連続だったグリーン上。微妙なタッチの問題だと話し、「本当に、あとはパッティングさえ思い切ってできれば。ショットは十分いいので、バーディをたくさん獲れるように。より攻めのゴルフができるように頑張りたい」。大事なラスト18ホールへ、少しずつエンジンはかかっている。(テキサス州ザ・ウッドランズ/石井操)

動画:2024年 シェブロン選手権 2日目 畑岡奈紗 ハイライト動画はオリジナルサイトでご覧ください

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン