中国吉林省のGDP、1~3月は6.5%増

中国吉林省のGDP、1~3月は6・5%増

 吉林省長春市で開かれていた第14回中国・北東アジア博覧会のデジタル経済館を見学する人たち。(2023年8月24日、長春=新華社記者/許暢)

 【新華社長春4月20日】中国吉林省統計局が19日に発表した同省の第1四半期(1~3月)の域内総生産(GDP)は前年同期比6.5%増の2936億1900万元(1元=約21円)となった。産業別では、1次産業が3.0%増の157億2600万元、2次産業が9.5%増の916億5900万元、3次産業が5.7%増の1862億3400万元だった。

 農林畜産漁業の総生産額は3.0%増となった。農業(栽培業)は9.5%、畜産業は2.4%、林業は17.5%、漁業は19.2%それぞれ増加した。

 一定規模(主要業務の年間売上高2千万元)以上の工業企業の増加値(付加価値額)は10.4%増で、伸び率が前年同期より2.8ポイント、前年通年より3.6ポイントそれぞれ上昇した。新製品の生産量は急増し、うち風力発電ユニットが76.3%、動車組(動力分散式列車)が57.1%、都市軌道交通車両が16.2%それぞれ増加した。

 社会消費財小売総額は4.5%増の1049億6300万元となった。消費分野別では、商品小売は4.1%増、飲食収入は9.8%増。限度額(主要業務の年間売上高500万元)以上の小売企業の小売総額は6.0%増の421億4200万元となった。

 固定資産投資は6.3%増で、伸び率が前年通年を6.0ポイント上回った。産業別では、1次産業が2.2倍、2次産業が1.4%増、3次産業が0.4%増となった。ハイテク産業への投資は12.3%増で、うちハイテク製造業が10.5%増、ハイテクサービス業が16.2%増だった。民間投資は2.8%増で、固定資産投資に占める割合は前年通年より0.8ポイント上昇した。

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