法被姿の子どもたちが練り歩く 尾花沢・西瓜みこし行列

法被姿でみこしを引く子どもたち=尾花沢市

 尾花沢すいか発祥の地とされる尾花沢市荻袋地区で19日、「西瓜(すいか)みこし行列」が行われた。豊作と地域の安全を願い、法被姿の子どもたちが地区内を練り歩いた。

 行列は地元神社の祭礼に合わせ1987(昭和62)年から続く。今回は児童や園児25人ほどと住民が、スイカ形のみこしと、スイカのキャラクター「ぺろっと君」の大型球体と共に、丹生川沿いの広場駐車場を出発。沿道の励ましに笑顔で応えた。

 福原小6年の西尾理都(りつ)君(11)は「住民の皆さんが喜んでくれたらうれしな」とにっこり。企画した荻袋村づくり推進協議会の矢作靖夫会長(83)は、新型コロナウイルス禍を経て行列が昨年、4年ぶりに再開したことに触れ、「子どもたちの笑顔を見ると地域に活気が生まれる」と声を弾ませた。

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