【POG】マナミンが永島まなみで早期デビューへ(栗東発)

永島まなみ騎手

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 皐月賞は2番人気ジャスティンミラノ(牡、友道)が1分57秒1のコースレコードでV。無傷3連勝で牡馬クラシック1冠目を制した。前走の共同通信杯と違って道中は速い流れだったが、全く動じることはなく、直線に入ると力強く伸びて接戦を制した。次走はダービー(5月26日・東京、芝2400m)で頂点奪取を目指す。7着エコロヴァルツ(牡、牧浦)もダービーを予定。師は「共同通信杯と違って道中は折り合って運べましたし、しまいの脚も良かったです。距離も持つと思います」と前を向いた。3着ジャンタルマンタル(牡、高野)はNHKマイルC(5月5日・東京、芝1600m)へ向かう。

 今週は2歳馬3頭の情報をお伝えしたい。サニーサルサ(牝2歳、栗東・高橋康、父マインドユアビスケッツ、母チカアレグレ)は、フェアリーS2着馬マスクオールウィンの半妹。すでにゲート試験を合格し、現在は放牧に出ている。師は「馬格がしっかりしていて馬力があって、気性も前向きです。今のところは早い時期に始動ができそうな感じです。6月のデビューを目指して、調整を進めています」とコメントした。

 マナミン(牝2歳、栗東・高橋康、父バゴ、母マリンブラスト)もゲート試験を合格しており、師は「フットワークが軽くて、芝で良さそう。馬体のバランスが良くて、操縦性もいいです。これから力をつけていってくれれば」と展望する。馬名の由来について聞くと「医療用医薬品のマナミンからつけたと聞いています。その時はまだ入厩先が決まっていなかったので。その後に半姉のソアラが在籍していた縁もあり、預けてもらえることになりました。それに所属の永島まなみのことも考えてくれたと思います」とのこと。6月デビューを目指して調整しており、「もちろん永島Jでデビュー予定です。ゲート試験もまなみが乗って合格しましたので」と〝マナミ〟コンビに期待を寄せた。

 プリスクリプション(牡2歳、栗東・杉山佳、父オルフェーヴル、母クードロア)もゲート試験に合格済み。師は「気が良くて、新馬向きのタイプですね。このまま順調にいけば、鷲頭Jで6月8日の函館芝1000mでのデビューを予定しています」と初戦Vを意識していた。(馬サブロー栗東支局・塩手)

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