陸上=中国ランナー優勝の結果取り消しに、八百長調査で

[香港 19日 ロイター] - 北京ハーフマラソンの主催者は19日、八百長疑惑で調査を行った結果、先週末の同大会で優勝した中国の男子マラソン記録保持者、何傑の記録を取り消すと発表した。

何は14日に行われた同大会で、1時間3分44秒で2位勢の3選手に1秒差をつけて優勝。しかし、インターネット上で公開された動画ではアフリカ勢3選手がすぐ後ろを走っていた何を振り返り、ゴールに向かってジェスチャーするような姿が映っていた。

アフリカ勢選手の1人は英BBCに対し、3選手は競技者ではなくペースメーカーとして参加していたと主張。3選手の出場を担当した会社は登録手続き上でスタッフのミスがあり、ペースメーカーとして主催者に通知されていなかったと説明し、「処分を全面的に受け入れる」とした。

主催者は、ペースメーカーは承認なしで招待選手として大会に参加することはできないと述べている。声明で、「3選手は最終2キロで故意にペースを落とし、その結果、何傑が優勝した」とコメント。当該選手ら全員のトロフィー、メダル、賞金がはく奪される。

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