渋野日向子が今季初の予選突破 3つ伸ばして49位浮上「やっと今年のスタートラインに立てた」

米女子ゴルフツアーメジャー初戦「シェブロン選手権」2日目(19日=日本時間20日、テキサス州のカールトンウッズ・クラブ=パー72)、101位から出た渋野日向子(25=サントリー)が、5バーディー、2ボギーの69で回り、通算1オーバーの49位で今季初の予選突破を決めた。

伸ばさない限り決勝ラウンドはなかった渋野は、インスタート前半の2バーディー(ノーボギー)でカットライン上に浮上。しかし1番のボギーで圏外となるも、3番で取り返す。ところが6番でボギーが来てしまうものの、8番でほしかったバーディーを奪うと、最終9番も伸ばした。今季初戦「ホンダLPGA」第2ラウンドで66をマークして以来、今季2度目となる60台のラウンドとなった。

メジャーで今季初の決勝ラウンド進出を決めた渋野は「予選通過できてよかった。目標はイーブンまで戻したい気持ちで回っていたけど、(カットラインが)気になりつつであったので緊張したラウンドだった。ちょっとでもその思いに勝ててよかった」と、ほっとした様子だった。

上がり2ホールの連続バーディーについては「6番で3パットしちゃったので、すごく悔しかったけど、まだ8番のパー5があると思って切り替えられた。そこはこれまでと違うなと思った」。復調傾向にあったショットだけでなく、メンタルコントロールもうまくいった。

4試合連続で2日間のプレーにとどまっていたが、ようやく進める決勝ラウンド。渋野は「これまでしんどかったけど、やっと今年のスタートラインに立てた感じ。久しぶりなので楽しみながら上を目指して頑張ります」と上位進出を誓った。

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