置賜さくら回廊・双松公園 高台から望む美しさ シダレザクラ「慶海桜」「眺陽桜」が織りなす春の息吹【山形発】

「置賜さくら回廊」の名所のひとつでもある南陽市・双松公園。シダレザクラの「慶海桜」と「眺陽桜」が訪れた人たちを楽しませている。週末のお出かけの参考にいかが?

置賜さくら回廊の名所 双松公園

南陽市内を一望できる高台に位置する双松公園には、園内のいたる所に桜が植えられている。

種類や樹齢も異なるため、長い期間にわたって桜を楽しめるスポットだ。(2024年4月17日時点で満開)

この場所は高台に位置しているので、視界が開けていて、桜の木々と共に南陽市の街並みを一望できる。桜の薄ピンクと濃ピンクの色合いのコントラストが楽しめ、非常に美しい場所だ。

「近場の桜も見ていなかったので、見たいと思って来た」と話す市内の人からも「眺めが良いのとセットで桜も見られるので、ここは良いと思う」と太鼓判。

双松公園のシンボル「シダレザクラ」

中でも代表的な存在となっているのが、2本の巨木。

高台の東側に咲くシダレザクラの「慶海桜」は、公園一帯がかつて「慶海山」と呼ばれていたことにちなんで名付けられた。街を見下ろせる場所にある慶海桜は、2024年も可憐な花を咲かせ、訪れた人を楽しませている。

そしてもう一つ、公園の「春の顔」となっているのが、樹齢150年といわれる「シダレザクラ」だ。近くで見てみると、木の幹が太く力強さを感じとても大きくて迫力がある。また、風が吹くと花がゆらゆらと揺れて風情がある。

高さ13メートル、幹回り3.1メートルのシダレザクラは、「南陽を一望できる場所にある桜」という意味で「眺陽桜」の名が付けられた。

下から見上げた時、上から見下ろした時で印象もがらりと変わり、さまざまな角度から楽しむことができる。

県外から訪れた人たちからも「年数を重ねた貫禄というか、人間の生命力を超えた力を感じる」「こんなに広々として、街を見下ろして桜が見られる。良い所だと思いました」と絶賛されていた。

絶景 高台から見下ろす桜と南陽市

双松公園には、これから満開を迎える桜もあり、色鮮やかな桜と、美しい景色のコラボレーションをもう少し楽しめそう。

高台から街と一緒に見下ろす桜はとてもきれい。少し風が吹いて揺れている桜も趣があり、風情がある。訪れてみてはいかが?

(さくらんぼテレビ)

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