高橋洋一氏 自身の詐欺広告被害にメタ社の対策なし「ものすごく損しているんです」

高橋洋一氏

元財務省官僚で経済学者の高橋洋一氏が20日にABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演し、詐欺広告について言及した。

番組ではSNS上で急増する著名人になりすました詐欺広告について取り上げた。警察庁の発表によると昨年のSNS型投資詐欺の被害総額は約278億円に上るという。詐欺に利用された堀江貴文氏や前澤友作氏がフェイスブックを運営する米メタ社に対応を求めたが「世界中の膨大な数の広告を審査することには課題も伴います。社会全体でのアプローチが重要だと考えてます」と回答するのみだった。

自身も詐欺広告に利用されている高橋氏は「本人でメタ社に言ってるのに何もしてくれなかった。おかしいでしょ?弁護士を使ったちゃんとした手続きでやってるのに、やってくれない」と不満を露わにした。

自衛のためにコストをかけているという高橋氏はさらに「本当は投資サービスできるんです。でもこういうことになっちゃったから。投資サービスをするとインチキと識別ができなくなるからやらないことにしている。ものすごく損しているんです」と強調していた。

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