【振込手数料が990円!?】改定で値上がりした「振込手数料」をおさえる方法はある?

三菱UFJ銀行などの大手銀行における手数料

ここでは、「三菱UFJ銀行」を含む大手銀行の振込手数料を見てみましょう。

三菱UFJ銀行では、いくつかの振込手数料が改定されましたが、大きく変化があったものの中から3つご紹介します。

__・ATMで現金を振り込む場合(他行あて):374円(3万円未満)→880円(金額に関係なく一律)

・窓口振り込み(他行あて):594円(3万円未満)→990円(金額に関係なく一律)

・窓口振り込み(当行同一支店あて):330円(3万円未満)→880円(金額に関係なく一律)__

※税込み価格

改定前は、ATM・窓口における振込金額が3万円未満・3万円以上かによって手数料にも違いがありましたが、それが撤廃されました。

窓口を利用して現金1000円を他行あてに振り込みたい場合、手数料として990円かかるため、合計で1990円支払わなければならないことになります。

ここで、みずほ銀行・三井住友銀行の手数料と比較してみましょう。

ATMと窓口を利用した場合の、他行あての現金振込手数料について表1にまとめました。

表1

※三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の公式サイトを基に筆者作成(2024年4月時点)

いずれもATM利用に比べ、窓口利用の場合は手数料が高くなる傾向にあります。

振込手数料をなるべくおさえる方法

振込手数料をおさえるには、インターネットバンキングやアプリを利用することがおすすめです。

インターネットバンキングとは、オンラインで金融取引を行えるサービスを指します。

これまで、銀行の窓口やATMに行かなければできなかった振り込みや振替、残高照会などがパソコンやスマートフォンからできるのです。

インターネットバンキング以外でも、専用アプリが利用できる金融機関もあります。

インターネットバンキング同様に、パソコンやスマートフォンから手続きできるため便利です。

先ほどご紹介した、三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行の3社とも、インターネットバンキングの利用が可能です。

インターネットバンキングを利用すると、同じ銀行あての振込手数料が無料、他行あての場合が最高で300円台におさえられます。

振込手数料をなるべくおさえるには、インターネットバンキングやアプリの利用がおすすめ

金融機関によっても異なりますが、他行あての現金振り込みでは990円の手数料がかかってしまうケースもあります。

少しでも振込手数料を節約したいなら、インターネットバンキングやアプリを利用しましょう。

インターネットバンキングやアプリは振込手数料の節約だけでなく、口座の残高照会や入出金の明細照会などもできる便利なサービスです。

まだ利用したことがなければ、この機会にインターネットバンキングやアプリの利用を始めてみましょう。

出典

株式会社三菱UFJ銀行 振込手数料・円貨両替手数料・外為手数料を改定します
株式会社みずほ銀行 振込手数料(1件あたり)
株式会社三井住友銀行 振込手数料

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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