前回登板で脱水症状の西武・高橋光成、21日楽天戦で今季初勝利へ「熱中症対策怠らず」 プロ初めて試みたこととは

笑顔を見せる西武・高橋光(撮影・大泉謙也)

21日の楽天戦(ベルーナドーム)に先発する西武の高橋光成投手(27)が暑さ対策に乗り出した。

今季初先発した14日のソフトバンク戦で6回4失点して敗戦投手になった後、熱中症で脱水症状を起こした。全国有数の暑い街で知られる前橋市出身だけに「(暑さに)強いと思っていたし、まだ4月だったので…まさか熱中症になるとは思わなかった」

すぐに回復し、中6日の調整期間は通常通り筋力トレーニングやダッシュ走などで汗を流したが「熱中症対策を怠らずにやらないと」と、これまでロングサイズを履いていたスパッツをショートサイズに変更。「昨日(19日)プロに入って初めて試したけど、めっちゃ涼しくて。別にこだわりはなかったけど、意外と要らないことはあるんだと、良いきっかけになった」と新たな発見になった。

「チームロンゲ」の後輩今井達也が19日の楽天戦で7回1失点と力投し、チームの連敗を7で止めた。「すごく参考になることもあるけど、僕にしかできないこともある。それを最大限発揮したい」と今季初勝利へ士気を高めた。

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