魅力伝え県づくり貢献へ チーバくんグローバルパートナーズ 11カ国23人任命

チーバくんと記念撮影するチーバくんグローバルパートナーズのメンバーら=18日、千葉県庁

 千葉県は、外国人の視点から安心して暮らせる県づくりに協力してもらう「チーバくんグローバルパートナーズ」に11の国と地域の男女23人を任命した。23人は20代~60代で、意見交換会への参加の他、県がSNSで行う情報発信に母国語で携わるなどする。任期は来年3月末まで。

 23人は米国やインドネシア、ウズベキスタンなどの出身。県庁であった任命式で、伊能敬之地域づくり担当部長は県内在住の外国人が昨年、19万人を超え過去最高を記録したとし「暮らしやすい千葉県づくりに力を貸してほしい」と呼びかけた。

 ベトナム出身のヴォ・テイ・スオンさん(27)は2022年以来2回目の参加。22年は新型コロナ禍で思うような活動ができなかったと振り返り「今回は県内のいろいろな場所に実際に行って、日本への留学や就労を考えている母国の人に千葉県を紹介したい」と張り切った。

 中央学院大学で経営を学ぶケイ・ガイキンさん(24)=中国出身=は「千葉県の魅力だけではなく、県内で発生した災害の情報も発信していきたい」と意気込んだ。

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